Mayaの「XGen」について。
XGenとはウォルト・ディズニー・アニメーションスタジオ
(http://www.disneyanimation.com/)からオートデスクがライセンスを受けて
Mayaに組み込んでいるプラグイン。
オートデスクとの5年間の独占契約らしい。
http://www.pronews.jp/news/1108171320.html
XGenは強力なインスタンス機能を持つプラグインで
ファー、ヘアー、草、岩、樹木のようなプロシージャルなジオメトリ生成に威力を発揮する。
ディズニー映画である「ボルト」の犬のファーや、「ラプンツェル」の髪の毛なども
XGenが使われている。(最近のディズニー映画も)
今回Maya2016のXgenで簡単なファーのテストを行ってみた。
レンダラーはVRay。
XGenはファーをエクスプレッション(ディズニーのSeExpr )、テクスチャーマップ、
マウス操作のいずれの手法でもコントロールできるようになっている。
例えば、毛の長さはエクスプレッションで制御し、毛の傾き具合などは
テクスチャーから制御することができる。
今回、使用して一番使いやすいと感じたのはグルーミング機能。
マウス操作だけで毛の流れや、集まり具合、縮れ捻れ具合などを直感的にコントロールできる。
レスポンスも圧倒的に早かった。
さらにXGenはMaya Nucleusとも連携が取れる仕様になっており
ファーやヘアをアニメーションさせる際に、アトラクターとしてnHairが使えたりする。
今の時代、MayaでFurを作るにはMaya FurよりもXGenを使ったほうが
いろいろとアドバンテージがありそうだ。