Houdiniで動物頭部のファーを作ってみた。
Houdini Fur Groom Wip01 from Shuichi Sakuma on Vimeo.
シェルフからファーをセットアップすると、以下の三段階に処理が分かれる。
- 皮膚メッシュ(Geometryノード)
- ガイドカーブ(Guide Groomノード)
- ファー生成(Hair Generateノード)
これにより皮膚メッシュ上にガイドカーブが作成され、
ガイドカーブによってファーの流れを決定し、
レンダリング時にプロシージャルにファーを生成するフローが作られる。
以下Guide Groomノード、Hair Generateノードの中身。
(両ノードとも最初は空の状態から開始)
今回はブラシ、カーブ、ペイント、プロシージャルな変形、VEXをフル活用して
頭部ファーの複雑な流れを作った。以下はその概要。
ブラシによるグルーミングは局所的なファーの流れを形成したり
ファーの隙間を埋めるために使用した。
ペイントは顔の部位ごとにファーの長さ・縮れ量・クランプ半径・クランプ強度を
コントロールするために使用し、今回は様々なパターンを描いた。
カーブは顔面のファーの流れを定義するために使用。
カーブからvelフィールドを作成し、ファーをフィールドに沿って移流させた。
プロシージャルな変形は、ファーに対して一律に長さを調整したり
クランプや縮れを形成するために使用した。