たまに書くVDBに関する備忘録。
今回はVDB Activate SDFの効能について。
球体を用意(半径0.5)

VDB From Polygonを接続して以下の設定でVDBボリューム化する。
ボリュームのタイプは”surface”。


これにより、サーフェイスの内側に3個、外側に3個のアクティブなボクセルが作られる。赤と白のボクセルの境界面が元々のサーフェイス(ポリゴン面)があった場所。この時点でボクセル数は47,507個。
(上の画像はVDB Visualize TreeとClipを使用して半分にスライスしたもの)
さらにVDB Activate SDFを接続。パラメーターを以下のように設定。
(Half Widthはボクセル単位の半径)

すると、アクティブなボクセル領域はサーフェイスの内側に1個、外側に1個になる。この時点でボクセル数は15,690個となり、最初の1/3となる。

ここまでのネットワーク図

スーパーヘビーなシーンでVDBを活用する際には、常にメモリ効率を考えてVDB Activate SDFを使用し、最適なボクセル領域を設定することが必要になってくる。